柱を抜く
薪ストーブを置くために、写真の柱を抜きます。
抜く前に、入念に荷重計算です。
抜く前の柱間隔は、半間と1間。よって抜くと約2.7mになります。梁が大きくたわんでしまっては大変です。
現在の梁は105mm。今の時点でも梁せいがあまり大きくないですね。
数平米の2階床の根太荷重を受けている様子。これだけならたいしたことないです。
さらに、2階の同じ場所に通し柱ではない管柱が乗っています。どのくらい屋根の荷重を受けているかと、屋根裏をチェック。構造を見るかぎりだと、あまり荷重を受けていないみたい。
そこで新たに105の梁を追加して2重梁にします。入手しやすいし。
梁の入れ方は、柱を半分欠きむやり方。
柱をとってからだと梁がたわんでしまうので少しずつ梁を入れていきます。
写真は梁(杉の105柱材ですけどね)を半分差し込んだ状態。
見切れてますけど、手前の柱も欠きこんでます。端っこはぴったりにしないとだめですね。元の梁にピッタリくっつけますから。
奥側は、せいの高い梁があるので欠きこみできず、添え柱で梁を支えることに。
柱を完全に切断して、梁を入れ込んだ状態。
予想通り、大きな荷重を受けていないようで、柱の切断時ものこぎりが食い込むことなく梁のたわみはほとんどなかったです、コンマミリぐらいかな。
あとは、2重梁としてボルトで緊結します。写真だと柱が残っているように見えますが、完全に切断されています。